そろそろ春が近づいて来ていますね。今日もとても暖かかったです。
衣類をタンスやクローゼットに仕舞っておいて着ようと思ったら「カビ!!」なんてことはありませんか?
特に夏の間の保管は注意が必要です。日本の夏は高温多湿でカビが生えやすい環境だからです。
当店では防カビ効果のある抗菌剤などいろいろ研究しましたが、カビを完全に防ぐのはなかなか難しいようです。
汚れは落としても生地自体が栄養になってしまい(ウールやシルクは特に)、そして日本は多湿の夏。保管中に注意していただくしかカビを防ぐ方法はありません。
たまにお客様に「このビニール取って仕舞った方がいいの?」と聞かれます。もちろん「そうしてください」と答えるのですが、ビニールを取ったからといって安心はできません。
それはビニールを取っても取らなくても同じ状況で保管している方が多いからです。
ビニールを取ったほうが良いと言う理由の一つは空気の流れを遮断してしまうからなのですが、クローゼットやタンスにぎゅうぎゅうに衣類を押し込んで保管すればビニールを取っても空気はまったく流れません。
カビを防ぐ方法で最も大切なのは空気を通すことです。
クローゼットはゆとりをもって掛け、たまには換気することです。
しかし日本の住宅事情、どこの家庭もクローゼットはぎゅうぎゅうです。ですからたまには換気だけはしてあげましょう。
もう一つの方法はクローゼットやタンスを密閉して除湿剤を入れてやることです。
ただこの場合はクローゼットやタンスを開けてしまうと外気から湿気が一気に入りますので注意が必要です。
外気が入れば除湿剤は一気に満杯です。
高温多湿の日本の夏と付き合うのは難しいですが、仕方ないですもんね。
古くからある日本家屋は風をよく通す造りになっていますが、現代はなかなかありません。
逆に密閉性が高いマンションなどはカビが生えやすいようですので注意してください。
当店では秋まで安心に保管できるサービスを行っておりますのでよろしければ御利用下さい。
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